*nixで過ごす日々

PCでの作業に役立つ情報を提供するブログ

Manjaro ARMにSSHサーバを建ててiPadから接続する

Manjaro ARMでのSSHサーバの設定とiOS向けアプリshellyの設定。

1. SSHDの設定

1.1. sshのインストール

opensshが最初からインストールされていたか覚えてない…
各自確認されたし

$ pacman -Q openssh

無ければインストール

$ sudo pacman -S openssh

1.2. sshdの設定

$ sudoedit /etc/ssh/sshd_config

デフォルトで設定されている部分もあるが、念のため明示的に設定する。

# Portは22以外にしておく
# 実際に設定する場合は、自由に使って良いポート番号から選ぶ事
# https://ja.wikipedia.org/wiki/ポート_(コンピュータネットワーク)#ポート番号の種類
Port 222
# rootでのログインを拒否
PermitRootLogin no
# 公開鍵認証方式を有効化
PubkeyAuthentication yes
# 空のパスワードは使用不可
PermitEmptyPasswords yes

そして、sshdを起動!

$ sudo systemctl enable sshd
$ sudo systemctl restart sshd

最終的にはパスワードでのログインを禁止して、公開鍵認証方式のみ有効にするが、まだ鍵を用意していないのでこの程度の設定で先へ進む。

2. sshクライアントの準備

無料で公開鍵認証方式が使えるのはterminusくらいだろうか。
個人的にはshellyの有料版がオススメ。¥490買い切り。14日間の体験版もある。
以下はshellyの有料版での操作になっている。
画像の左から右へ操作すると良いはず。

以上でiPadクリップボードに公開鍵の内容がコピーされる。
最後にRPIにログインし直して

$ echo '⌘+vの結果' >> ~/.ssh/authorized_keys

追記

shellyでemacsを使っていて、C-SPCできなくね?と気付く。
問い合わせたところ、無理と返ってきた。
残念。
画面上のctrlボタンを押してSPCを押すとC-SPCは一応できるようだ。
が、それは面倒…しょうがないのでM-SPCにset-mark-commandをバインドした。

3. もう一度sshdの設定

公開鍵認証方式のみでログインできるよう設定する。

$ sudoedit /etc/ssh/sshd_config
PasswordAuthentication no
ChallengeResponseAuthentication no

sshdを再起動

$ sudo systemctl restart sshd